フォルクスワーゲン(以下VW)up!が日本で発売された。
VWの一番小さいクルマであったルポの後を継ぐクルマだ。
http://vw-up.jp/#upedia

サイズは全長3,545mm、全幅1,650mm、全高1,495mmとなっている。
とかく肥大化が進むクルマが多い中で、このサイズは使い勝手が良いだろう。
日本で気兼ねなく使えるのは、5ナンバー内で収まるサイズがせいぜいだと思う。


排気量は999cc。
ガソリンはハイオクを要求する。
ここは日本では若干不利になるところだろうか。


燃費はJCO08モードで23.1kmとなり、VW史上最良をうたう。
走らせ方にもよるが、外国車の場合は実燃費においても比較的カタログ値に近い数字が出る。

出力は以下に。
最高出力[ネット値] kW (PS)/rpm 55(75)/6,200
最大トルク[ネット値] Nm (kgm)/rpm 95(9.7)/3,000‐4,300

数値自体に目を見張るものはないが、最大トルクが3000~4300回転と低回転で発揮されるので使い易いエンジンであろう。
最大トルクが一定回転数維持されるのは過給器付き車だけかと思っていたが、NA(自然吸気)でもできるんだな。


トランスミッションは5段ASGとなっている。
ASGはAutomatisirtes Schaltgetriebeの略で(長い!!)オートメーテッド マニュアル トランスミッションの意味となる。
日本のAT(オートマチックトランスミッション)のようにトルクコンバーターを用いたものではなく、マニュアルベースのもので、クラッチ操作を人間ではなくロボットがやると思えば良い。
VWと言えばクラッチが二つあるDSGが有名だが、ASGはシングルクラッチとなる。
DSGと比べると簡易仕様なのは否めないが、フィアットやスマート、プジョー等よりはマシなようだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/kabachan5555/31101094.html
結果、重量は30kgに収まる。

●日本車もウカウカしてられませんよ

1000cc位の日本車はほとんどない(たまにあるけど)。
理由は軽自動車があるからだ。
軽自動車の排気量は660cc以下となっている。
毎年やってくる自動車税は7200円だ。


一方で今回のup!のように1000ccクラスとなると、一気に29,500円へと跳ね上がる。
排気量が300ccちょっと増えるだけで税金は4倍だ。
これは美味しくない。
結果売れているのはハイブリッドなどのエコカー(私は全然エコだと思ってないけど)と軽自動車だ。


普通車が売れないものだから、軽自動車に普通車と同じ役割を持たせようとしてあれもこれも詰め込み始めた。
結果「軽」は「重」となってしまった。
単純に重さで比べると、up!は900kgとなっている。
http://www.volkswagen.co.jp/cars/up/specs.html

対する軽の雄ワゴンRも800kgくらいになっている。
http://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/spec/index.html


クルマだけでなく、日本の製品に共通するところだが、機能がてんこ盛りにも関わらず、本当に欲しい機能が無いということだ。
顧客主義結構だが、結局考えているのは顧客のことではなく自分の会社だからこういうことになる。

一方up!は、後席の窓が自動でないなど(4ドア)割り切っている一方で、ESPでの横滑り防止や、シティエマージェンシーブレーキと呼ばれる、低速での自動ブレーキなど、安全面に抜かりがない。


軽自動車という枠が外れて税金が高くなってしまえば、誰も軽自動車なんて買わなくなるのではないだろうか。
商品としてまるで魅力がない。
軽自動車に求められるのはもっと割り切ったものである。
普通車と同等の機能を求めようとするから、クルマとして中途半端な残骸が出来上がってしまう。


モノを割りきって使うのは全然貧乏臭いことではない。
むしろ格好良い。
貧乏臭いのは、安いものを高く見せかけようとすることである。



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