やっぱりこっちの更新も再開します。
事の顛末はコチラを参照願います。

5月より、大手3社のものでもSIMフリー化が可能となる端末が発売される。
購入から半年が経過していればいいようだ。
http://matome.naver.jp/odai/2140457033309744101

今まではSIMロックといって、決まった会社のSIMカードしか使用できず、他社の回線は使用できなかった。
そういう囲い込みが通話料を引き上げている原因だとして、端末のSIMフリー化が義務付けられる運びとなった。
果たしてこれで通話料金は安くなるのだろうか?


●MVNO(仮想移動体通信事業者)の安さの理由
そもそも、今流行(流行りというほど契約数は伸びていないそうだが)の格安スマホはなぜそんなに安いのだろうか。
理由としては、大手の通信会社が敷設した通信網を間借りするため、自前の設備投資費がいらないから安いというものだ。
確かにそうなのだが、私はこれは半分方便ではないかと思っている。
ではもう半分の理由はなにかと言うと、端末代を通信会社が肩代わりしているからではないのだろうか。

大手3社の携帯を契約する場合、大概の人は端末代を分割するのではないだろうか。
例えば毎月スマホの支払いが2000円ちょっで24ヶ月払いとして、そうすると同じ位の額の割引が入る。
いわゆる実質0円というやつだ。晴れて24ヶ月経過し、スマホ代がなくなるので翌月から毎月の支払いが安くなるかと思いきや、割引も同時になくなるので支払いは変わらないという具合だ。
どう見てもスマホ代が通話料に乗ってると考えるのが普通だろう。
大手3社を使っている限りは、2年ごとに新しく端末を買い換えるのが一番得なのである(実質0円じゃないもであれば、支払いがが終われば安くなるけども)。

このような料金体系を敷いてる限りは、通信料を安くするのは無理というものだろう。
変な割引はやめて、キッチリスマホ代も負担させるように変えれば通信料自体は安くなるだろうし、何より料金が分かりやすい。
今の料金体系は、2年ごとに新しい機種に変えなければ損というものであり、これを変えなければ通信料が下がることはないと思うのだ。

確かに、2年が経過してもまだ使えるから契約を変えようと思う人もいるだろう。
でも、その次の機種変更のことを考えるとどうだろう。
別にハイスペックのモデルじゃなくてもそこそこのやつでいいやと思うのであればその選択肢もありだが、今まで最新のものを使ってきた人にとってはなかなか難しい選択なのではないだろうか。
特にiPhoneのように選択しがないもの(一応型落ち品を選ぶという選択肢もあるが)なんかは特にそうだろう。

結局はSIMフリー化は使い勝手をよくするだけであり(海外では現地で購入したSIMカードを使う等)、値段の安さには結びつかないのではないかと思う。
スマホ代を払い終わったら、皆が一斉に大手を解約して格安会社に流れたというのであれば、大手3社も下げざるを得ないのだろうけども、新しもの好き、ハイスペック好きの日本人だ。恐らくそうはなるまい。

それに、あんまりにも一斉に格安スマホに流れられても、通信が逼迫したり、大手3社の収益が少なくなって通信網のメンテもままならないなんてことになったらそれこそ本末転倒である。
格安スマホを使っている身としてはそれが一番困るのだ。
あまりの他力本願に笑ってしまうがwww

結論としては、最新ハイスペックのスマホを使い続けたければ大手を。
スマホのスペックなんてソコソコで十分よというなら格安スマホを。通話料というよりも、使用するスマホでの選択になるのではないだろうか。
もちろん最新のものを買って格安会社を使うという手もあるが、iPhoneとかAndroidでも新しいのはなんでこんなに高っけーんだよ、と思うくらい高い。


ちなみに私は格安SIM(楽天モバイル)で格安スマホのZenfone5を使っているけども、全く不満はない。
電池の持ちも上々だし、ツイッターやフェイスブックもストレスなく使える。
これで通話をしなければ月々1600円だ(通話もできるSIMカードなので)。
同じ使い方をしていて8000円近く払っていたのが本当に馬鹿らしい限りだ。