BALMUDA(バルミューダ)という会社をご存知だろうか。
今でこそ自然な風を生み出す扇風機、Green Fanで有名になったのでご存知の方も多いだろう。


ちなみにこのGreen Fan、当たって来る風は明らかに普通の扇風機と比べて柔かい。
ちょっと当たっただけだとこんなもんか、と思うかもしれないが、長く当たっているとその差は歴然。
疲労感がまるで違う。
そこに3万円の価値を見出すかが買うか買わないかの分かれ目ではあるが、そう考えるともう買おうとしているのは扇風機ではなく、もっと大きな価値観なのかもしれない。




ちなみに私はこれの初期型を持っている。
しかし初期型は出た時期があまりよろしくなかった。
ダイソンの羽の無い扇風機の発売と重なったからだ。




確かにビジュアル的なインパクトはダイソンの方がある。
しかし、私は店頭で実際に試してみて、風量が若干不満だったのでバルミューダに決めた。
バルミューダを応援したかったというのもある。

●市場調査なんてクソ食らえ

今、新製品を開発しようと思ったらまず市場調査から入るだろう。
誰がどんなものを欲しているのか徹底的に調査する。
そして無難なつまらないものが出来上がる。


その点、バルミューダは市場調査を行わないのだそうだ。
だからバルミューダの作るものは面白い。


市場調査なんてしてるから同じようなものが氾濫するんだ。
そんなの資源の無駄以外の何物でもない。
確かに安く売れるのかもしれないけれど、結果こんなデフレを招いて潰し合っているようではどうしようもない。
市場ばかりを意識して自分たちの作りたいものを作れないモノづくりなんてつまらないだろう。


また、バルミューダはその人にとって「大切なもの」となることがエコだとしている。
一つのものを大切に長く使うことが本当にエコであることは言うまでもないことだ。
多くの企業はエコを謳いつつ大量消費を誘発する。


大量生産、大量消費は確かに安価に、多くの人に物を届けたかもしれないが、心を豊かにしない。
心を豊かにするモノとは、欲しくてたまらないもの、大切にしたいもの以外にはあり得ない。
そんな企業が日本にあることが嬉しいじゃないか。


ちなみに、自分は発売して真っ先に買ったLEDライトスタンドのHighwireであるが、売れなかったそうだ。



もう売ってないのだけれど、自分が持っているのはこの4灯バージョン。
確かにたかがLEDライトに7万円某を出すのは馬鹿げているかもしれない。
でも、Green Fan共々、自分の大切なものとなっている。

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