最近BSプレミアムで昼にやっている映画の時間が楽しみになっている。
とは言っても毎回見ている訳ではなく、新聞のテレビ欄を見て興味があるのを録画して後で見ているのだけれど。
BSプレミアムでやる映画の何が良いって、CMが無いことだ。
民法の場合どうしてもCMが入ってしまう。
いくらキリの良いところで入れてくるとは言え、やはりそこで一旦意識が外れてしまう。
WQWWQWにでも入れば良いだろうという声が聞こえてきそうだが、私自身そこまで映画好きというわけではないし、何より日に何本も映画を見られるほどの時間はさすがに無い。
●旭山動物園物語
そのBSプレミアムで先日放送していたのが旭山動物園物語だ。
http://blog.livedoor.jp/asahiyama_movie/
タイトルからして動物が出てくるのは明白だし、子供らの為に録っておくかなと思い見てみたら、これが予想外に面白かった。
私は行ったことはないけれど、旭山動物園へは行ったことのある方も多いと思う。
ご存知、北海道は旭川にある日本の最北端の動物園である。
http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/
今でこそ旭山動物園は行ってみたい動物園ランキング一位の地位を確立しているが、その前は経営難で閉園の危機に瀕していた。
http://news.mynavi.jp/news/2012/08/06/008/index.html
映画はそこから入園者数日本一になるまでの過程を描いたものだ。
もちろんそれは一筋縄で行くものではない。
涙あり笑いあり、紆余曲折を経てようやく掴んだものだ。
しかし、経営の再建はこの映画のテーマでは無いと思う。
●動物園は必要か?
劇中、本来は野生にいるはずの動物を檻に閉じ込めておく動物園は果たして必要か?という問がある。
回答は映画を見ていただくとして、以前ツイッターで同じような質問を受けたことを思い出した。
確か釣ることを目的とした釣りであるスポーツフィッシングを批判した時だったと思う。
じゃあ金魚掬いはどうなんだ?という問を経て、では動物園は?となった。
ちなみに私の回答は、動物を檻に閉じ込めておくこと自体は確かに問題があるのかもしれない。
しかし、絶滅危惧種の保護や学術調査、繁殖などの学術的な意義や、動物を見ることで学ぶことは多い。
問題はある一方で、その存在意義はある、みたいな、良いとも悪いともつかない曖昧な返答をしたような記憶がある。
旭山動物園が今のような形(行動展示)を目指したきっかけはここにある。
ちなみに金魚掬いについては、スポーツフィッシングと変わらない、問題有りと回答した。
このブログを読んで下さる奇特な方々は動物園をどう思っているだろうか。
自分の周りにいる動物達ををどう思っているだろうか。
遠くサバンナや熱帯雨林にいる動物達をどう思っているだろうか。
人間の求める快適や便利は、とどのつまりこれらの自然と自分たちを切り離すことだ。
そんな状況をどう思うのか、この夏この映画を見て一考してみてはいかがでしょうか。
というか、実際行ってペンギンの散歩見たい(冬だけど)
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