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警察庁は3月24日、現行で時速100kmとしている高速道路の最高速度について、安全条件を満たす区間に限り120kmへの引き上げを認める方針を決めた。
最高速度の引き上げは、1963年に日本で最初の名神高速道路が開通して以来初めて。
大型トラックの最高速度は現行の80kmのままとする方向だ。
共同通信などが報じた。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/23/highway-120km_n_9537352.html


試験導入は新東名高速道路と東北自動車道の一部となっており、確かに新東名は道も綺麗だしカーブもなだらかで、100km/hだと退屈に感じるくらいだから120km/hでも何の問題もないだろう。
というより、ほとんどの高速道路が120km/hでも大丈夫だろう。
ハード的には問題はない。
問題はそこを使う人である。


以前コチラに書いたが、視界が100mも効かないくらいの大雨でもヘッドライトも点けず、車間詰め詰めで晴天時と同じようにぶっ飛ばしているのを見ると(もちろん晴天時でもそんな走り方をしたら危険)、正直生きた心地がしなかった。
滞り無く流れている分には問題ないだろうが、前を走っている車がブレーキをちょっと強めに踏んだら恐らく対応できまい。
そんな人達が走っているのだから、制限速度が80km/hだろうが120km/hだろうがきっと同じように走るのだろう。
当然事故の確率は上がるし被害も大きくなる。
制限速度を上げる前に、必要なのはドライバーへの教育なのではないだろうか。


一方で制限速度自体が信用ならないという側面もある。
制限速度以上で走っても何も問題ないし(逆に危なくて、とても制限速度なんて出せない道もある)、むしろほとんどの人がそうしている。
逆に制限速度でテレテレ走っていると、交通の流れを乱して危ない位だ。
制限速度は本当にそれ以上だと危ない速度とし(もちろん多少のマージンは取る)、その上でその道の推奨速度を設けても良いかもしれない。


以上2点を問題点とし、できることなら高速道路だけでなく、一般道の制限速度も見なおして欲しいと考えている。