今月15日の午前9時20分(日本時間で0時20分)、中央ロシアのチェリャビンスクの上空で、隕石が落下、空中爆発を起こした。
衝撃波によって被害が出ており、1000人以上の負傷者が出ている。






不幸中の幸いだったのは、このチェリャビンスクという地域には核開発施設が密集しているが、そこへの被害が無かったということだ(一応報告はされていない)。


この被害をもたらした隕石の大きさは、大気圏突入前で17m、質量は1万tと推定され、威力は広島型原爆の20個分とも言われている。
この大きさであの威力。
速度のもたらすエネルギーの凄まじさたるや。


現在、落下した隕石には93万円の懸賞金がかけられている。
ロシアに行く機会がある方は、探してみてはいかが?
http://www.sanspo.com/geino/news/20130218/acc13021805020000-n1.html


現状の技術では防ぎようがないが、実際のところ隕石落下の可能性はどのくらいなのだろうか。


●隕石落下の可能性。文明の存続が危ぶまれる程の隕石落下は10万年に一度以下

トリノスケールというものがある。
地球近傍天体(NEO)が地球に衝突する確率、及び衝突した際の予測被害状況を表す尺度で、色と数値で表される。
マサチューセッツ工科大学のBinzel教授により提案され、1996年イタリアのトリノで開催された国際天文連盟の会議で採択された。

ウィキペディアより。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%AB

今回の隕石衝突は被害をもたらしたので、50年から数千年に一回とされる、レベル8になるのだろうか。
まあ、10万年くらい生きていると、1回くらいは局地的荒廃をもたらすくらいの隕石(小惑星)が降ってくるということだ。
非常に大雑把だけれども。


人が住んでいる地域に被害をもたらす事が稀というだけで、このくらいの隕石であれば年に2~3個は落ちてきているという話もある。
多くは人の居ない海上に落下(なにせ地球の7割は海だ)する為に気が付かないのだという。


地球には毎日100トンもの塵や微粒子が落下してきていると言われている。
それらは地球の大気で燃え尽き流星となるが、その数は2兆個とも言われる。
もはや絨毯爆撃だ。
地球の大気サマサマである。


隕石は普通の石には違いないのだろうけど、斬鉄剣みたいに底知れないパワーを感じる。
隕石をダイヤルに使った時計とか、無茶苦茶wktkしません?wwww


↓ このブログで知的好奇心を満たせ!!

学問・科学 ブログランキングへ