「あおいくま」一体何のことかと思われるだろう。
少し前、ラジオ深夜便に出演されていたものまえね有名なコロッケさんがお母様から言われていたことだという。


あせるな
おこるな
いばるな
くさるな
まけるな


頭文字を取って「あおいくま」である。
元々は京都の建仁寺の禅の教えだそうで、順番が変わって「おいあくま」となっているそうだ。
子供に教えるには「あおいくま」の方が親しみやすそうだ。
http://tvtopic.goo.ne.jp/kansai/program/info/144822/index.html


「おいあくま」で検索するとお坊さんや経営者の方など、色々なページが出てくる。
その中にあるお坊さんのブログがあった。
http://imakoko.hamazo.tv/e4431713.html

怒らない、穏やかで優しい心。
威張らない、謙虚で慎ましい心。
焦らない、「いまここ」にしっくりと落ちついた心。
悔やまない、前向きで積極的な心。
負けない、強い心です。

そして「おいあくま」の心がヒョッコリ出てきて、まだまだ無我になれていないと締める。
仰っていることはもっともなのだが、果たして「おいあくま」「あおいくま」は無我になる為の戒めなのだろうか?
私は違うと思う。


あせるな、おこるな、いばるな、くさるな、まけるな。
そうなるきっかけは外的要因が主であろうが、結局は全て自分の心の在りようである。
だからむしろ無我の真逆、有我(そんな言葉あるかどうか知らないが)の極致を示していると思うのだ。


日本画の大家、横山大観の作に「無我」というものがある。
横山大観は無我を無心の子供によって表現している。
http://www.adachi-museum.or.jp/ja/c_taikan_2.html


「あおいくま」「おいあくま」の目指す先はこういうことなのだろうか?
皆さんどう思われますか?



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