千葉県は鴨川が舞台となったアニメ「輪廻のラグランジェ」の制作資料を同市で保管することを決めたという。
この取り組みは画期的で、1,2年かけて資料を整理し、新たな視点での展示会等を開催する予定という。
http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=10471
制作資料はアニメ会社にとっては宝のようなものであり、それこそ展示会等を除けば門外不出。
厳重に保管しているものだとばかり思っていたのだけども、場所に困って泣く泣く処分する場合もあることは知らなかった。
聖地巡礼に行って制作資料も見られるとなれば、喜ぶ人も多いだろう。
これは良い試みだと思う。
やる方は大変だけどもwww
●輪廻のラグランジェの思い出
ちなみに私は、事ある度に出てくる鴨川というフレーズが痛々しくて、3話位で見なくなってしまった。
それが地元民(正確には鴨川ではないけども、他所から見れば千葉という括りで地元ね)故のものなのかどうかは分からないけども、これはやり過ぎだろうと思った。
私が感じたのと同じようなものを他の人も感じていたようで、クローズアップ現代で取り上げられた際には、「あざとい」「オタクなめんな」なんてあまりよろしくない言葉が並んでいた。
クローズアップ現代では、いかにも地元の商工会の人たちが地元丼のようなものを入れてくれとか進言している場面が映しだされたが(そうしたい気持ちも分かるけども)、実際はそんなに絡める機会は無かったなんて話もある。
個人的な意見だけども、おおよそのイメージさえ合っていれば別に鴨川でなくても良いのだと思う(具体的な地名を上げることで、その場所のイメージを抱かせることが物語上重要な場合もあるけども)。
見ていてそこがいい場所だなと思えば、行ってみたいなあなんて思うだろう。
もしかしたら、それは知っている場所だからそういう感情を抱かなかっただけかもしれないけども、物語がそこで展開していき、根底に流れる舞台という名の空気感なのだと思う。
そこに感銘を受ければ、行ってみたいなとなるのだと思う。
そういう点では、やはり舞台となる場所は背景であり脇役である。
脇役が突出してしまえば、バランスが崩れて良い作品とはならない。んなに良い曲であっても、伴奏がメインを食ってしまえばダメになってしまうのと一緒だろう。
聖地巡礼で他の地域が沸いているのを見れば、力が入り過ぎてしまうのも致し方無いのかもしれない。
でも、あくまでそれは副産物なので、あまり期待はしない方が良いのではないかと思う。
これまた個人的な意見だけども、ここが聖地でございとやられるのはあまり好みではない。
それでは聖地というよりはレジャーランドじゃないか
それでも、アニメをきっかけに聖地へ出かけるのは嫌いではない。
今までも、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の秩父。
「true tears」の城端。
「ヤマノススメ」の飯能。
「らき☆すた」の鷲宮(ブログが消えちゃったので、気が向いたら載せます)くらいかな。
私も嫌いじゃないのですよ。
だからこそ、鴨川はもうちょっとなんとかならなかったのかなあと思う次第。
3話くらいしか見てない私が言うのもアレですが・・・。