アルファロメオ。
なんと甘美な響きだろう。
世界一カッコいい名前じゃないだろうか。
フェラーリよりもマセラーティよりもベンツよりもプジョーよりもカッコいい。


アルファロメオは元々はALFAであった。
Anonima Lombarda Fabbrica Automobili(ロンバルダ自動車製造株式会社)の頭文字を取ってA.L.F.A.だ。


その後ニコラ・ロメオが同社を買収、アルファロメオとなった。
もうなんというか、なるべくしてなったと思えるくらい、完璧な采配ではないだろうか。
そして、現在はFIATの傘下となり現在にいたる。


そんなアルファロメオだが、現在GIULIETTA(ジュリエッタ)を一週間無料で貸し出してくれるキャンペーンを行っているのはご存じだろうか。
http://jp.alfaromeo-jp.com/monitor.html

貸してくれるのはGIULIETTAのTCT(ツインクラッチトランスミッション)モデル。
今はやらんが、昔だったら借りに行っただろうなww


思えば、よほどのお金持ちでなければ、一度車を買えば10年10万km以上の付き合いとなろう(人によるけど)。
ならば、ちょっとの試乗で決めるのではなく、家に乗って帰って車庫への収まり具合や(最近の車は総じてデカいので)荷物の積み降ろしなど、普段使いを徹底的に試してみたくなるのが人情である。
そういうシステムがあまり普及していないのが不思議だ。
まあ、ディーラーもあんまり試乗車を抱えられないという事情もあろうが、お客さんからしてみればやって欲しいなあと思うのだが。


●最近のイタ車はあんまり壊れません

一昔前のイタリア車はまあ、壊れることで有名だった。
世界一過酷な環境である日本で使うのだから、相応の対策がなされていなければトラブるのは当然ではあるのだが、最近ではそれも格段に改善されてきている。
だが、日本車と同等かというとさすがにそこまでは行っていない。
また、いざトラブった場合の対処も、部品の在庫があれば良いが、無い場合は本国から取り寄せということもある。


そう、イタリア車は長所を見て短所は見ないようにする車である。
そして、それを可能にする車である。
グッドルッキンググラス(短所ではなく長所を注視する良い色眼鏡)というやつだ。
もちろん人に対しても可能だ。
だから、トラブルを抱えつつも嬉々としてイタリア車に乗っている人に悪い人はいないというのが持論だ。


ちょっとしたトラブルでも、日本車やドイツ車は許せないかもしれないが、イタリア車の場合はしょうがねーなーってなってしまう(少なくとも私はそうだった)。
もう手放してしまったけども、そんなイタリア車(私が乗っていたのはフィアット・バルケッタ)と暮らす日々は、とても刺激的であった。



車は所詮足の延長。
静かに、トラブル無く静かに走り目的地に着ければ問題はない。
でも、楽しくはない。
人によって価値観は違うけれども、そんなの楽しくないだろうなあと私は思う。



信頼性や精度、ハイテクに関して他国に一歩譲るかもしれないけども、デザインや走る楽しさなどの情緒面では、イタリアは他者の追随を許さない。
何に価値を見いだすかなんて人それぞれだが、私はそんなイタリア車が大好きなのです。


ちなみに、近代のアルファロメオで私が一番好きなのはアルファGTである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%AA%E3%83%BBGT

一見地味だが、実際見てみると漂う緊張感、一つとして無駄のない線、面と面、線と線と繋がりの妙に息を飲む。
そして全体としてのまとまり感。
実に素晴らしい。
ベルトーネ、スゲエーーと思ったものだ。


「車は何に乗ってるんですか?」
「アルファロメオなんですけねえ」
言ってみたいwwwww

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