妹が子供を連れてきてよく相手をさせられる。
なぜかダンゴムシがお気に入りで、見つけては「ダンゴムシだ!」なんて駆け寄って捕まえている。


そうしているうちに死んだダンゴムシを見つけては、「どうして死んだの?」とか、「どうして死ぬの?」と質問攻めが来る。
疑問に持って質問を投げかけるのはとても良いことだ。
好奇心を持つことはとても大事なことである。
だけど・・・。


●子供に分かるように答える難しさ

どうして死んだのか?という答えは、寿命だったのか、もしくは外的要因によって死んでしまったのだろう。
どうして死ぬのかについては、そのように決められているからであろう。
そして多分次の質問は「なぜ死ぬのか?」、「それは誰に決められているのか?」なんて続くと思う。


寿命はいわゆる時計遺伝子であるテロメアによって決められているという。
それにより細胞分裂ができる回数に制限がされており、限界がくればそれが寿命だ。
病気がなければ、人間の寿命の限界は120歳だとされている。


ではなぜそうなっているのか?
私も分からない。
しかも、子供に分かるように説明なんてとてもできやしない。


子供の質問はモノの心奥を貫く。
大人になるとは、それらを少しづつ避ける等、距離感をつかむことだ。
空気を読むとは、結局はそれを避ける行為に他ならない。


子供の質問一つ答えられないとは、自分はいままで何をやってきたのだろうかなあ。

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