いざっ!へうげもの

日頃自分が気になった事物を面白おかしく紹介します。

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燃費

ダイハツ ミラ・イースがマイナーチェンジで燃費がリッター33.4kmへ!実はマイチェン前のやつ持ってますwwww

ダイハツ ミラ・イースがマイナーチェンジを受け、燃費がリッター当たり33.4kmとなった。
この数字はハイブリッドではないエンジン単体車としては最高の値だと言う。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0FI1MM20130722


実は私、マイナーチェンジ前のミラ・イースに乗っている。
齢を重ねて足るを知り、車なんて軽でじゅうぶんと達観した・・・わけではなく、金が無いだけである。
決して望んで乗っているわけではないのだけれど、今の時代登録車の半分は軽自動車であり、普通車でも売れている車はハイブリッドなどのいわゆるエコカーである(個人的にはハイブリッドだからエコとは思わないのだが、一応世間の例にならっておく)。
その前まで乗っていたフィアット・バルケッタでは隠密行動が取れなかったので(お前いついつにあそこにいただろと言われること多数)、隠れて移動にはもってこいのこの車をそれはそれで楽しもうという次第だ。
そんなわけで乗ってみての感想をちょっと書いてみたいと思う。


●運動性能、足回り

正直、思ったほど悪くないという印象だ。
もちろんパワーに余裕は無いし、足回りだって粘ってはくれない。
でも、挙動がとても素直なので好感が持てる。
きちんと前輪に荷重を乗せてやればなかなか気持ちよくコーナーをクリアしていける。
でも、スピードはあくまで控えめであれば、の話しである。



乗り心地も快でも不快でもない、良くも無ければ悪くもないといった印象だ。
私はこのタイヤとホイールのマッチングの関係もあって空気圧をかなり高めにしてある。
http://hyouge.doorblog.jp/archives/27788925.html


その上でも不快な突き上げがないところを見ると、かなり良いと言っても過言ではないのだろう。



ただ、ステアリング(ハンドル)には大いに不満がある。
据え切りに近いところでは軽くて良いのだが、ちょっとスピードを出すと異様に重くなるのだ。
これ、女性はちゃんと切れるのだろうかと思うくらい重い。
以前乗ったCX-5でも気になったのだが、電動パワーステアリングって皆こんな感じなのか?
http://hyouge.doorblog.jp/archives/28805092.html

しかもシートのサイドサポートなんて無いも同然だから余計のそう感じるのだろう。
ただ、CX-5と違って車体とステアリングがバラバラに動いているかのような不自然な感じはないので恐怖感はない。
なのでCX-5よりは好感が持てる。



それでも、ハンドルが重くて切れないことでのアンダーステア(厳密には違うのかもしれないが、アウディのドライビングスクールでは1つの条件として挙げていた)って考えられるのではないかと思うと、これはちょっと改善要ではないかと思うのだ。
ちなみにその時乗ったアウディは、軽自動車かって思うほど軽かった。
本来はそうじゃないのだろうか?


●燃費性能

燃費で売っている車だけあってこれは非常に良い。
私が普段走っているのは信号の少ない田舎道である。
そこで特にエコドライブをしているわけでもないのにリッター25~26kmはいく。
カタログ値で30km(JC08モード)だから、12%落ちと言ったところ。
正直ここまで良いとは思わなかった。
おかげで燃料代がかからず大助かりである。


インストゥルメンタルパネルにはアクセルの開度によって色が変わり、現在の運転がエコか否かを教えてくれる機能がある。
加速時はともかく、巡航時には燃費が良いグリーン表示だ。
グリーン表示に変わるとエンジンの回転数が落ちる感じ(タコメーターは付いていないので)がするので、もしかしたらそこでロックアップ(クラッチを締結して動力の伝達効率を高める)をするのかもしれない。


インストゥルメンタルパネルを見ていると、アクセルオフですかさず回生に入り充電しているのがわかる(モーターではなくオルタネーター回生のようだ)。
ただ、モーターが付いていてそれで発進できるわけではないので、そうやって回生をしてまで貯めた電気を何に使うのかはちょっと疑問だ。
アイドリングストップ後のエンジンスタート?
アイドリングストップ時のエアコンの送風(アイドリングストップ時は送風モードに切り替わる)?
普通に走っている時に貯めた電気では不足するのだろうか?
よく分からない・・・。


一つ注意したいのは、回生をしている最中はそこに動力を食われるので、当然エンジンブレーキが効いているような感じで減速していく。
しかし、なんの拍子か回生がかからない時があるのだ。
その時は減速しない為、思わぬ空走感にちょっと焦ることがある。
次のアクセルオフ時には回生しているので、バッテリーがいっぱいというわけではなさそうなのだが・・・。


●頭の悪いアイドリングストップ

ミラ・イースにはアイドリングストップ機能が付いていて、信号待ちなどですかさずエンジンを止めてくれる。
でも、止まりすぎる。
一時停止や右折待ちでも止めてくれるのだ。
そんなところで止めたったほんの数秒だ。
エンジン始動の方により燃料を食うだろう。
だから私は普段はアイドリングストップはOFFにしている。
信号待ちになりそうだなと思った時にONにしてアイドリングストップする。
のだが、たまにONにし忘れて損をした気分になることも多い。
そして理解に苦しむのが、停車した後でアイドリングストップ機能をONにしても機能自体はONにならず、当然エンジンは止まらない。
それなら手動でエンジンを止めるボタンとか付けとておいてくれた方がよほど便利なのだが、そんなものは無いのである・・・。


●意味の分からない内装の設定

内装の質感は悪くはない。
素材はプラスチックだがさっぱりとした高級感すらある。
でもど突くとペラペラなのが分かってしまうので見るだけにしときましょうwww


シートは最悪とまでは言わないが、かなり悪い部類に入ると思う。
よく外車に比べて日本車はシートが悪く、それは金をかけていないからだと言われているが、ミラ・イースのシートを見てそれはちょっと違うのではないかと思った。
クッションは厚めに確保してあり、それほどケチっているようには見えない。
だが、形が絶望的に悪い。
座面が短く平板なので膝裏が浮くような感じとなり、尻に荷重が集中する。
その上で背もたれがこれまた平板なので、膝を少し曲げ、猫背で運転しているようになる。
それで横Gに振られるものだから腰が痛くなる。
もうなんというか、本当に人が座って設計したのかすら疑わしくなるようなシートなのだ。
金をかけるかけない以前に考え方が違うのではないかと思う。
別にレカロなんていらないので、フォルクスワーゲンのポロとかのシートを換装するようなサービスって無いのだろうか・・・。


また、グレードによってはハンドルのテレスコピック(ハンドルの遠近位置の調整)はともかくチルト(ハンドルの上下位置の調整)すら付いていないのはなぜか?
最低限そのくらい付けろよと思うのだが。


●ブレーキは左足で

ミラ・イースはクリープ(ブレーキから足を話すとゆっくりと動き出すこと)がかなり弱い。
ブレーキから足を離してもほとんど動かない。
当然アクセルを踏むわけだが、あまりアクセルを踏ませないようにする為か、ストロークが深く少し重い。
アクセルを深く踏んだ状態からブレーキへ足を載せ替えるのは、私でも少し怖いと思った。
果たしてお年寄りにそれができるだろうか。
だから私は、ブレーキは左足で踏んでいる。
もちろんこれは自分がやっているというだけで、他の人にオススメするわけではない。
幸いなことに、ミラ・イースのパーキングブレーキへは足踏み式ではなく、手で引くタイプ(文字通りのサイドブレーキ)である。
邪魔なペダルがないので左足ブレーキも容易だ。
最初は加減が掴めずにつんのめるかもしれないが、何回かやれば慣れるし、反復練習を重ねるうちに咄嗟の時にも左足が出るようになる。


ちなみに、説明書にはブレーキは右足で踏みましょうとある。
バカだろ!とつっこんだのは言うまでもない。


まだ乗ってから日が浅いせいかもしれないが、なんというか、ミラ・イースは不思議なほど愛着の沸かない車である。
車は家電化が進んでいるというが、正直家にあるBOSEのスピーカーよりも沸かない。
なぜかと考えて思い至ったのが、エンツォ・フェラーリ等をデザインした、奥山清行さんの言葉である。
「必要に駆られ仕方なく買うものより、むしろ必要はなかったとしても欲しくて仕方ないもの。そういったものこそが日々の生活を豊かにする。」であった。

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考えてみれば、ミラ・イースは今まで生きてきて、初めて必要に駆られて買った車である。
なるほど、必要で仕方なく買うってのはこういうことなのだなと、正直良い勉強になった。


●総合点

ミラ・イースの総合点はと言えば、絶望的なシートとタイヤ・ホイールのマッチングを除けば80点はあげられる(2点を除けばだけど)。
回してもちっとも面白く無いエンジン、飛ばしてもさして楽しくもない足回り。
愛着も何も求めない家電として使うならば、燃費も良いし取り回しも楽だしで、最高に近い車ではないかと思う。
果たして家電として良い車を良い車と言って良いものかどうか大いに疑問があるのだけれど、聞くと持つとではやはり違うのだなと思った次第だ。
車にエモツィオーネ(エモーション)を求めない人、判断基準が燃費だけの人にとってはいい車だと思います、はい。
どうせ乗っても面白く無いのだから、無駄に乗ることがなくなってある意味エコだしwww

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フォルクスワーゲンup!は黒船足り得るか

フォルクスワーゲン(以下VW)up!が日本で発売された。
VWの一番小さいクルマであったルポの後を継ぐクルマだ。
http://vw-up.jp/#upedia

サイズは全長3,545mm、全幅1,650mm、全高1,495mmとなっている。
とかく肥大化が進むクルマが多い中で、このサイズは使い勝手が良いだろう。
日本で気兼ねなく使えるのは、5ナンバー内で収まるサイズがせいぜいだと思う。


排気量は999cc。
ガソリンはハイオクを要求する。
ここは日本では若干不利になるところだろうか。


燃費はJCO08モードで23.1kmとなり、VW史上最良をうたう。
走らせ方にもよるが、外国車の場合は実燃費においても比較的カタログ値に近い数字が出る。

出力は以下に。
最高出力[ネット値] kW (PS)/rpm 55(75)/6,200
最大トルク[ネット値] Nm (kgm)/rpm 95(9.7)/3,000‐4,300

数値自体に目を見張るものはないが、最大トルクが3000~4300回転と低回転で発揮されるので使い易いエンジンであろう。
最大トルクが一定回転数維持されるのは過給器付き車だけかと思っていたが、NA(自然吸気)でもできるんだな。


トランスミッションは5段ASGとなっている。
ASGはAutomatisirtes Schaltgetriebeの略で(長い!!)オートメーテッド マニュアル トランスミッションの意味となる。
日本のAT(オートマチックトランスミッション)のようにトルクコンバーターを用いたものではなく、マニュアルベースのもので、クラッチ操作を人間ではなくロボットがやると思えば良い。
VWと言えばクラッチが二つあるDSGが有名だが、ASGはシングルクラッチとなる。
DSGと比べると簡易仕様なのは否めないが、フィアットやスマート、プジョー等よりはマシなようだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/kabachan5555/31101094.html
結果、重量は30kgに収まる。

●日本車もウカウカしてられませんよ

1000cc位の日本車はほとんどない(たまにあるけど)。
理由は軽自動車があるからだ。
軽自動車の排気量は660cc以下となっている。
毎年やってくる自動車税は7200円だ。


一方で今回のup!のように1000ccクラスとなると、一気に29,500円へと跳ね上がる。
排気量が300ccちょっと増えるだけで税金は4倍だ。
これは美味しくない。
結果売れているのはハイブリッドなどのエコカー(私は全然エコだと思ってないけど)と軽自動車だ。


普通車が売れないものだから、軽自動車に普通車と同じ役割を持たせようとしてあれもこれも詰め込み始めた。
結果「軽」は「重」となってしまった。
単純に重さで比べると、up!は900kgとなっている。
http://www.volkswagen.co.jp/cars/up/specs.html

対する軽の雄ワゴンRも800kgくらいになっている。
http://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/spec/index.html


クルマだけでなく、日本の製品に共通するところだが、機能がてんこ盛りにも関わらず、本当に欲しい機能が無いということだ。
顧客主義結構だが、結局考えているのは顧客のことではなく自分の会社だからこういうことになる。

一方up!は、後席の窓が自動でないなど(4ドア)割り切っている一方で、ESPでの横滑り防止や、シティエマージェンシーブレーキと呼ばれる、低速での自動ブレーキなど、安全面に抜かりがない。


軽自動車という枠が外れて税金が高くなってしまえば、誰も軽自動車なんて買わなくなるのではないだろうか。
商品としてまるで魅力がない。
軽自動車に求められるのはもっと割り切ったものである。
普通車と同等の機能を求めようとするから、クルマとして中途半端な残骸が出来上がってしまう。


モノを割りきって使うのは全然貧乏臭いことではない。
むしろ格好良い。
貧乏臭いのは、安いものを高く見せかけようとすることである。



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