いざっ!へうげもの

日頃自分が気になった事物を面白おかしく紹介します。

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復興予算

福島の再生無くして日本の復活は無い、と言いつつ復興予算は流用。これほど白々しい言葉もないよなあwww

21日投開票の参院選に向け、街頭演説やSNSでの選挙活動に各人精を出している。
安倍首相は初っ端福島県で街頭演説を行い、「福島の再生無くして日本の復活は無い」と言い放った。
それはその通りだと思うが、実際に精を出しているのは福島の再生ではなく、復興資金の流用、公共事業へのバラマキである。


鹿児島県でのジャンボタニシの駆除、ウミガメの保護観察、ゆるキャラのPR等、また、浜岡原発を停めている中部電力への火力発電補助費というちょっと耳を疑うようなことにまでバンバン使われている。
そして、流用が見つかった2兆円のほとんどが返還が難しい状態にあるという。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201307020740.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201307020740


また、国土強靭化と称した公共事業のバラマキにより、被災地以外での仕事が増えたことによって現地の人手が不足する事態になっている。
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306270732.html


でもこれはある意味で仕方がない。
公共事業への投資によって景気を良くすることは、アベノミクスの根幹だからである。
その為には被災地の方には泣いていただこうということだ。
もちろんそんなこと言わないけれど。


結局安倍首相のやろうとしていることは、被災地の復興でもなく、日本の未来を見据えた事業でもなく、ただたんに目先の金を追う行為なのだと思う。
それに釣られることは、鼻先に人参をぶら下げられて延々と走る馬と何一つ変わらないではないか。
自民党案における憲法18条、身体の拘束及び苦役からの自由の変更など、かわいそうなお馬さんをたくさん生み出そうとしていることは明白である。
人間が進化してきて行き着いた先は馬だったなんて、笑えない冗談にも程がある・・・。
http://www.geocities.jp/le_grand_concierge2/_geo_contents_/JaakuAmerika2/Jiminkenpo2012.htm





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選挙のどさくさでどうなった?復興予算の再仕分け

解散するのしないので揉めていたことで、復興予算の再仕分けの件をすっかり忘れていた。
私の知るかぎりマスコミ各社も、復興予算の使途が不適切だとあれだけ騒いだくせに、再仕分けのについてはほとんど取り上げていない。
諦めちゃってるんだろうか・・・。


先月16日に行われてた復興関連予算との関連性が薄いと仕分け対象にされたのは17事業。
うち5事業の復興予算の使用が却下された。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tohokujisin/list/CK2012111702100004.html


私が以前復興予算について書いた9月の時点での、疑わしい事業が分かっただけでも205件。
仕分け対象となったのが17件、うち絞りこまれて5件って・・・。
これじゃあ意味ないだろって、何でマスコミ各社はやらない。
復興とは関係無いところに予算が使われ、そのお金が増税で賄われる。
この構図はまったく変わらないじゃないか。


しかも衆議院の解散で実効性は薄いときている。
その上、被災地とは関係ないところに使えるように打診した自民党、公明党が政権を取ってしまったら、ますますやりたい放題になってしまうだろう。


野田首相は、復興予算は真に必要なところに使うと言った。
しかし、思うに「真に必要」という言葉は存在しない。
真に必要ではないということは必要じゃないってことだ。


一刻も早い被災地の復興を願わずにはいられない。



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復興予算、散々流用して足りません。そして狙われる消費税

復興予算を散々流用した各省庁のその言い訳がヒドすぎる。


沖縄県国頭村でに国道整備(国土交通省):被災地以外でも震災の教訓を踏まえ、緊急性が高い事業に使うという趣旨にあっている。

中央合同庁舎4号館の耐震改修(国土交通省):万一地震などが起きて建物が損壊すれば、災害対応の中枢的な機能に支障が出かねない。

長崎県警察学校の耐震改修(国土交通省):災害時に応援人員を待機させたり物資を置いたりする拠点で、優先度が高い。

国立競技場の補修費(文部科学省):東日本大震災で、子供たちが遊び場にしている場所のそばの壁に亀裂などができ、改修が必要と判断した。

被災地に部品を供給する企業などへの補助金(経済産業省):被災地以外の産業の復興も一定範囲で行うことは与野党を超えて共有され、国会でも了承されている。

被災地などの治安維持のための新車購入(法務省の公安調査庁):老朽化した車では、監視中に事故が起こるのが不安。

刑務所でのショベルカー購入(法務省):被災地での重機を操作する人が足りない。訓練を受けている受刑者の7割が出所後、被災地で働くことを希望している。

http://www.asahi.com/politics/intro/TKY201210160701.html
などなど、これでも一部である。


●復興予算は既に17兆円を計上済

散々流用して膨れ上がった復興予算は既に17兆円を計上している。
そして来年度は4.5兆円を予定しているとのことだ。
復興予算は5年間で19兆円を予定しているが、もう既に足りていない。


さすがにヤバイと思った野田首相も、来年度からは真に必要な事業にと言っているが、既に後の祭りだろう。
どんちゃん騒ぎをやった官僚達へのお咎めは無いのだろうし、使ってしまったお金は帰ってこない。
バレても良いと思ってやったのではなく、バレても問題はないと思ってやったのだろう。


復興予算を被災地には回さず、散々関係ないところに使ってお金が足りません。
仮設住宅で冬を迎え、遅々として進まない復興。
被災地の人は腸が煮えくり返るどころではないだろう。


●そして狙われる消費税

以前私は、10月から導入される環境税もなんだかんだで食い物にされるのはないかと書いた。
http://yukyu.seesaa.net/article/294389415.html


しかし、狙われていたのは100%社会保障に使うと豪語していた本尊とも言うべき消費税であった。
先に成立した「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する法律案に対する修正案」には以下のようにある。

「税制の抜本的な改革の実施等により、財政による機動的対応が可能となる中で、我が国経済の需要と供給の状況、消費税率の引上げによる経済への影響等を踏まえ、成長戦略並びに事前防災及び減災等に資する分野に資金を重点的に配分することなど、我が国経済の成長等に向けた施策を検討する。」と。

http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/syuuseian/4_525E.htm


もう消費税も食い物にする気満々だ。
こんなの悪意を持って読み解かなくては、消費税を虎視眈々と狙っているなんて普通考えない。
つまり、消費税を成長戦略や事前防災、まさしく復興予算にたかっているのと同じようなことをやろうとしているということになる。


消費税を社会保障に当てないということは、貧乏人や障害を持っている方ははさっさと死ねと官僚は仰っているのである。



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