いざっ!へうげもの

日頃自分が気になった事物を面白おかしく紹介します。

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小平市

小平市の住民投票。投票率35%で不成立、開票すらされず・・・。

昨日(26日)、東京都小平市で道路建設の是非を問う住民投票が行われた。
投票率が50%満たなければ民意を反映しないとして開票すらされないという、話題の住民投票である。
結果は・・・・投票率35.17%だった。
つまり開票すらされない。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201305260429.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201305260429


小平市のことは以前書いたので注目していただけに残念だ。
小平市の方々には、ぜひ市長を見返してやって欲しかったのだが・・・。
残念な結果である。
http://yukyu.seesaa.net/article/356702743.html


コメントとして、原発投票ほどの関心が無かったとあるが、果たして原発だったら投票率が高くなるのか。
私はそれほど変わらない数字になるのではないかと思っている。
自分には関係ない、無関心、何も考えない。
つまりは自民党の敷いてきた愚民政治、つまり市井は何も考えずに政治家にしたがっていれば良いという政策の効果が抜群ということだろう。
このような状態で憲法改正の国民投票をやられたらどうなるか。
火を見るより明らかであろう。
政治家にとっては、国民の了解を取るのはたやすく、発議をする方が厄介だと考えていることだろう。



まあ、小平市の次にやるべきことは、37%で当選した(つまりは民意を反映していない)市長のリコールではないだろうかwwwww

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民意が反映されなければ民主主義なんて意味ないじゃん。小平市の道路建設の例。

東京都小平市では、50年も前に計画された道路の建設工事が進行中であるという。


小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線は、東京都国分寺市東戸倉2から小平市小川町1までの約1・4キロに幅32~36メートル、片側2車線を備える計画。1963年に都市計画決定された。町田市から東村山市まで6市にわたる計約27キロの一部で、区間に続く北側は一部を除き整備済み、南側は事業中。都が重点的に整備を進める多摩南北主要5路線の一つ。都は周辺道路の渋滞緩和や災害時の緊急物資輸送、避難などに効果があるとして、今夏の事業認可取得を目指している。


建設が実行されれば自然は破壊され、立ち退きは220軒に及ぶ。
小平市の場合、住民投票条例制定の直接請求に必要な署名数は約三千人。
しかしそれを超える7500件もの署名を集め、条例は成立した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20130328/CK2013032802000116.html?ref=rank

しかし、都は意見を聞くばかりで、計画は未だ進行中だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013041702000139.html


しかしその後、5月26日に実施される予定の道路建設の是非を問う住民投票において、「投票率が50%を超えないときは成立しない」という条件を市長が加えようとしていることが分かる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013041802000133.html


個人的には、50%(この数字に賛否あると思うが)を下回った場合は民意を反映したとはいえずに不成立とすることには賛成だ。
マイノリティの意見は吸い上げられることは少ないが、大多数の意見を反映できてこその民主主義であると思う。


しかし皮肉なのは、この50%を超えないとダメという文言を加えることが民意を反映したものではないことを唱える市長が選出された時の投票率は37.28%でしかないということだ。
つまりこの市長の言うことは民意を反映したものではないことになる。


もし、自分の立場を危うくしてまで高い投票率を得る(それだけ都を説得する力が強くなる)事を狙ったのであれば、市長の行動を私は高く評価する。
なぜなら、仮に投票で道路建設の反対意見が多数を占めたとしても、住民投票に強制力はなく、しかも道路建設は市ではなく都の管轄だからである。
説得するにはそれだけの材料と力が必要ということだ。


ただ、個人的には道路を作りたいだけのように思える。
道路作ったら、市長の懐にはいくら入ってくるんでしょうねえ。


こんな市長を選んだのが悪いと思いがちだが、きっと選挙活動の時にはそんなこと言わなかっただろう。
向こうはそうやって舌先三寸で人を騙すプロだ。
それを見抜けと言われても難しいだろう。


●民意の反映とは

今回の小平市の問題は、代表民主主義における課題を突きつける。
当選したらこっちのもの、民意なんて関係ない、やりたい放題できる、と思っている政治家は多いのではないか。
というか、9割方そうか。


自民党はTPP反対を掲げて多くの当選者を輩出したが、そんなの見る影もなく、交渉参加まっしぐらだ。
民意の反映もクソもない。


民主主義と言いつつ、民意を反映しない政治は早急になんとかしないといけないだろう。
政治家が力を持ちすぎることもそうだが、私はウソをつくのが当然になっていることが問題だと思う。
悲しいかなウソをつくことが当然となっている現在の政治において、市民における監視が必要となる。
場合によっては降ろすなど(容易な頭の挿げ替えも問題だが)、そのような力が対になっていなければ健全な民主主義はできそうにない。
よくこの政治家を選んだのが悪いなどと聞かれるが、本当は選んだあとこそが重要なのではないだろうか。


政治家にやりたい放題させてはいけない。
行き着く先は奴隷だ。



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