高野洋さんによるマンガ、国境を駆ける医師イコマ・反原発日本編が無料で公開中だ。

著作権は放棄してはいないが、使用と拡散はOKとのこと。

単行本は諸事情あって今は手元にないものの、題材はかなり重いものの、とても好きな作品だ。



今回のイコマは東日本大震災を扱っている。

震災から4年半経ったとはいえ、人々の記憶には地震や津波の体験や映像は未だ鮮明に残っている。

私は、津波はニュースや動画等で見た限りであっても、津波の描写は正直くるものがあった。

http://takanohiroshi.wix.com/takano


現在2話までが公開されており、1話目の流れからすると、災害救助よりは、福島第一原発の事故による放射線や放射性物質による障害とそれらの隠蔽が主題となりそうだ。

現段階においては、甲状腺がんが増えいている、いやいや元々あったがんがスクリーニングで見つかっただけだなど、未だ錯綜しているというのが正直な感想だ。

http://ebm-jp.com/2013/11/news-455-2013-7-p01/



また、心不全、倦怠感(原爆ブラブラ病)、鼻血等、症例があるとされているが、それらはストレスということになっている。

http://matome.naver.jp/odai/2131334318252184601


ちなみに、私の周りでも一人心不全で亡くなっている。

千葉県だし、恐らく放射能は関係ないだろうけども、一応報告はしたい。



仮に上に挙げたような症状が放射線や放射性物質由来であったとして、それらを公表すれば、美味しんぼの例を見るまでもなく、風評被害だとして圧力がかかるだろう。

でも、それらが風評でなかった場合、苦しむのは原発立地自治体の人たちであり(東日本大震災は立地自治体では済まなかったが)、避難できない弱い人達である。

高野先生には、真実に光を当ててもらいたい。

今更蒸し返すなという話も当然あるだろうが、チェルノブイリにならうのならば、むしろこれからなのである。



ところで、高野先生はツイッターをやられていて、私はいつの間にかフォローしており、光栄なことにフォロー返しもしてもらっている。

マンガ公開はそのツイッターで知った次第。

https://twitter.com/takano_hiroshi_