昨年7月に施行された再生エネの固定価格買い取り制度が開始された。
大手電力には、太陽光などの電気事業者から電力を買い取ることが義務付けられたが、接続の段階でトラブルが相次いでいるという。


以下のような事例がある。
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/551.html


なぜ、「十数キロ離れた変電所に空き容量があり、発電設備が2メガワット以下であれば最寄りの電柱までの電線のみ自己負担になるという回答を得た」にも関わらず、工事費が1億5千万円、工期が3年半となるのか。
ふっかけているとしか思えない。
文中にもあるが、「電気の円滑な供給の確保に支障が生ずる恐れがあるとき」という例外規定の悪用だろう。


再生可能エネルギーが普及すれば自ずと原発は不要となる。
そうさせない為に、新規参入を妨害していると考えて間違いないだろう。
施工をする業者さんも電力会社から工事を貰っているのだろうから拒否もできないだろう。
電力会社はヤクザか?


こういうことを防ぐには、大々的に新規参入を標榜し、裏でコソコソ妨害工作ができないようにするしかあるまい。
こと、原発になると国もグルになるので、電力会社からも国からも独立した検証組織ができるまではとても健全な状態にはなるまい


日本で再生エネルギーが普及しないのはなんのことはない。
電力会社が邪魔しているからだった。
再生エネルギーの普及が進めば電力料金が上がると言われている。
確かにそういうこともあるだろうが、現在はそれ以前の問題である。
発送電を分離し、速やかに電力事業を健全な状態にする必要がある。
電力料金の話をするのはそれからではないだろうか。


電力会社が電気料金の値上げを引き合いに出す場合、必ず裏で良からぬことを考えている。
原発が止まって火力発電用の燃料コストが上昇したのは確かだが、元々高い値段で燃料を買い、使用者に高い電気料金をふっかけていたことがそもそもの問題である。
もともと高い電気料金をさらに引き上げるにもかかわらず、従業員の給料を引き上げようとしている(これもあからさますぎて、何か裏がある気がする。もしかして電力料金を値上げできる理由がなくなってきたのではないか)。


再生エネルギーを買い取ることで、確かに電気量金は上がるかもしれない。
しかし、再生エネルギーの普及や、原発が不要になることで補償金や核燃料サイクル等の兆単位の原発マネーが不要となることで、結果的には今より安くなるのではないだろうか。


何より、それで電力会社やそれらを取り巻く状況が健全かするのであれば、決して高い買い物ではないと思うう。
今できなければ、ズルズルと原発を再稼働され、原発マネーはさらに潤い、高い燃料で発電される状況となろう。
やるなら原発が止まっている今しかない。
再稼働された後では遅いのだ。



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