いざっ!へうげもの

日頃自分が気になった事物を面白おかしく紹介します。

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ブラック企業

フェアトレードならぬフェアサービス。サービス残業を無くす方法。

日本の労働環境はとにかくヒドイ。
ワタミやユニクロなど、日本を代表する、優良企業とされるところがサービス残業のオンパレードなのだから他社もそれに追従するのは仕方のないことだろう。
今後クビ切り法案の成立でそれはさらに加速すると見ている。
行き着く先は奴隷である。
http://yukyu.seesaa.net/article/354112087.html

生きる為の労働は結局金を稼ぐだけであり、金のないやつは死ねという世界が来るのではないか。
既に半ばそうなっているか・・・。


●フェアトレードとは?

フェアトレードというのをご存知だろうか。
日本語では公正取引と訳されるが、発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指すという運動である。
発展途上国の商品を先進国が安く買い叩き、結果賃金は雀の涙。
彼らの生活はいつまでたっても改善されない。
そこで出てきたのが、適正な価格で取引をしようというフェアトレードという運動である。


当然そうでない商品よりは高額になる。
でも、当然そうあるべきであると私は思う。
田舎ではとんと見かけないけれど。
コーヒーやチョコレート、ハンドメイドの商品などに付いている例が多い。
以下に紹介しているのがフェアトレード品の一例である。





しかし、そこに携わっている人に対して適正な報酬が支払われているか分からないのは皮肉なことである。


●そこで考えたフェアサービス

サービス残業を無くすということは、それまで従業員がサービスで行なってきた(このサービスという言葉もおかしいと思うが)コストにきちんと対価を払うということである。
当然それは、関わっている商品の末端価格を上昇させるだろう。
そこにフェアサービス認証を付ける。
フェアサービスはきちんとした組織により精査のもとに貼り付けられ、消費者は選んで買う事ができる。
つまり、サービス残業やブラック企業に反対であれば買わないという選択肢を取る事ができる。


労基署がブラック企業を野放しにしている以上、一番効果があるのは関連する会社の商品を買わないことである。
ブラック企業の商品を買うということは、その企業を応援していると同義である。
これで良いのだと、ブラック企業はますます図に乗り従業員を使い捨てる。


サービス残業は反対だ。
しかし、今この値段で色々なものを買えるのは、多くの人のサービス残業の結果であることを考えるとなかなか実現は難しいのではないかと思う。
みんなお金無いし・・・。
劇薬を投じるよりは、一歩一歩改善していくのが近道ではないだろうか。


生きるため、明日をより良くするためにするのが労働である。
死ぬために、そしてただ金を稼ぐためだけに働くなんてバカげているではないか。



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クビ切りは金で解決キターーー!!

阿部政権の産業競争力会議で、再就職支援金を払えば原則自由に従業員を解雇できるような制度を作るよう、民間議員が提案している。
阿部首相は当初「解雇を金銭で解決する考えはない」としていたが、その後「裁判で解雇無効となった場合に、事後的に金銭を払って労働契約を解消する制度は含めていない」としている。
http://www.asahi.com/politics/update/0403/TKY201304030525.html


事前はダメだが事後ならOKということだ。
裁判でなんて言ったって、素人が会社を相手取って勝てる見込みは少ないだろうし、費用だって出せない。
まあたぶん、そのうちこれは金を払えばクビを切れるというように変わっていくと思う。


こんなことを話し合っているのは、人材の流動化をはかるためであるが、おかしいのは雇用、つまり受け入れ先のことを議論せず、クビを切ることにばかり注視している点だ。
アメリカのように、転職するのが当たり前の働き方ならばそれでも良いだろう。
しかし、新卒偏重主義の日本で果たしてそれができるだろうか。


それに、解雇をする、しないの評価基準はどうなるのか。
仕事ができるか否か?上司が気に入っているかどうか?そんなところだろう。
結果解雇されずに生き残る社員というのは、プライベートも何もかもを会社に捧げ、サービス残業もいとわない、会社の奴隷ということになってしまうのではないのか。


今でさえ、正社員という肩書きを餌にして従業員をこき使うブラック企業が相当数ある。
そうすることでなんとか成り立っている日本の経済も大いに問題あるのだが。
この法案の成立は、ブラック企業に社員を使い潰す大義名分を与えてしまうようなものではないだろうか。
クビになりたくなければ働け、と。


解雇の時に金をもらえるにしても、どうせ雀の涙であろう。
再就職できなければ路頭に迷うことは必至だし、例えできたとしてもブラック企業だ。
ユニクロやわたみなどの優良とされている企業が堂々とブラックやってるのだから。
どこが「再就職支援」なのだろうか。


金の話が出てきたら法案成立まで一気に進むのだろうな。
何せ企業は金食い虫の正社員を解雇したくてウズウズしているのだから。
大企業べったりの自民党がそれをやらない理由がない。
参議院選で自民党が過半数を取るようならやってくるだろうな。


老人共が短期的に利益を上げる為に若者を使い潰し、待っているのは鬱病大国、自殺大国日本である(すでにそうなってるけど)。



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