714日、NASA(アメリカ航空宇宙局)の無人探査機、ニューホライズンズが冥王星へ最接近を果たした。

その距離は約10000キロとのこと。

10000キロというと遠いようだが、宇宙基準で考えるならば、それはもうくっついているのと同じくらいの距離である。

気象観測衛生の軌道は約36000キロというから、その近さが分かるだろう。

 


ニューホライズンズは接近過程でいくつかの画像を送信してきている。

https://twitter.com/NewHorizons2015


最接近時の画像は後日公開されるだろう(何も問題なければwwww)。

 


冥王星を発見したのはクライド・トンボー、1930年のことである。

カンザス州の農場で働いてた彼は専門的な教育を受けていないにも関わらず、古い自動車の部品等を使って望遠鏡を自作していたという。

それが認められ、ローウェル天文台で惑星の研究を任せられたという。

トンボーがその任に就いていなければ、冥王星の発見はもっと遅れていたのだろうか。

 


冥王星(Pluto)の名付け親はベネチア・バーニー。

英国に住む、当時11歳の少女であった。

ローマ神話の冥界の神にちなんでプルートと名づけてはどうかと、軽い気持ちで応募したという。

仮に天王星と海王星がなくても、太陽系の深淵を巡る星にふさわしい名前だと思う。

 


ニューホライズンズには、トンボーの遺灰を詰めたカプセルが搭載されている。

もちろん冥王星に最接近した際にぶち撒けはしないだろうけども、まるで長い時をかけた帰郷(トンボーの故郷は冥王星ではないけども)のようで、なんともロマンチックだ。

もちろん惑星探査が単純な学術調査でないことは分かっているが、夜空の星を見上げるとロマンを感じざてしまう。

 


冥王星への最接近を果たしたニューホライズンズは、カイパーベルトのさらに奥へ進み、今だ知られざる小天体の探査へ向かうという。

がんばれニューホライズンズ!!

 

●太陽系第十惑星発見??


以前冥王星の更に外を巡る星が発見されたというニュースがあった。

イヌイット神話の海の女神にちなんでセドナと名付けられたその星(他にもいくつかあったように記憶しているが)がそうだ。

太陽系第十惑星発見かと一時話題になったが、その後に冥王星が準惑星へと降格(降格なのか?)騒動があり、話題に上らなくなった。

ところが、ボイジャーが(1号か2号かは失念)、実は太陽系第十惑星へと到達していたという。

その惑星の名前はセドナではなく、NOX(夜の女神にちなんでノクス、もしくなナンバー10の意図もあるという)といい、ヘメラ(ノクスの娘で昼と女神)という衛星を抱えているとか。

信じるか信じないかはあなた次第(これが言いたかったwwwww