トヨタのヴィッツがマイナーチェンジされた。
いつもならば全く見向きもしないのだけれども、モデルチェンジのトピックである燃費の改善で25km/L(1.3Lのモデル)となった。
これは気になっていたマツダのデミオのスカイアクティブエンジン仕様と同値であり、ちょっと気になったので調べてみた次第。
ただ、クルマの話題が真っ先に燃費になっちゃうのはどうかと思うのだけれども・・・。


トヨタ・ヴィッツ
http://toyota.jp/sp/happyfootwork/index.html?adid=ag210_from_jpvitz&padid=ag210_from_jpvitz

諸元表
http://toyota.jp/vitz/003_p_010/spec/spec/2wd/



マツダ・デミオ
http://www.demio.mazda.co.jp/

諸元表
http://www.demio.mazda.co.jp/spec/specification.html?link_id=dmlnv



ヴィッツもデミオも排気量は同じく1.3L(細かい数字は省くとして)となっている。
スカイアクティブエンジン(ガソリンエンジン)の特徴は、高い圧縮比にあり、デミオは14.0となっている。
より強く圧縮した方が熱効率は良いのだけれど、そうするとノッキング(異常燃焼)が課題となり、無用に高圧縮にはできない。
スカイアクティブエンジンの圧縮比は14.0となっており、これはもうレース専用などの超高性能エンジンに匹敵するものである。
そういうエンジンは超高オクタン価のスペシャルな燃料を使うことを前提としており、それと同様の圧縮比をレギュラーガソリンで達成したマツダはスゴイとしかいいようがない。
排気系等やピストン形状、インジェクターなどの工夫により達成したという(詳しいことはいわれても分からないけど)。
http://www.mazda.com/jp/technology/skyactiv/engine/skyactiv-g.html



ヴィッツのエンジン(1NR-FKE)を見てみると、13.5と、スカイアクティブには及ばないものの、今までの常識からすれば相当な高圧縮となっている。
HPにはあっさりと「トヨタのハイブリッド車に採用されているエンジン技術をこのたびガソリン車に搭載。膨張比を高くし排熱を抑え、高圧縮比化(13.5)することで、優れた熱効率を実現します。」とだけある。
マツダほど技術を全面に推していないのは、会社のイメージの違いだろうか。
そのくせアトキンソンサイクルですよというのは推している。
http://toyota.jp/vitz/003_p_010/dynamism/engine/



アトキンソンサイクルとは、圧縮行程よりも膨張行程を長く取って熱効率を上げるというもので、要は燃費がいいですよということとなる。
もちろん詳しいことは知らんけども。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%88%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB



今回はエンジンだけ取り上げたけれども、結局は実用エンジンは低回転から力があっていかに使いやすいかが重要で、そういうエンジンの方が燃費はいい。
やっぱり実際走ってどうかが、重要なのである。


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