いざっ!へうげもの

日頃自分が気になった事物を面白おかしく紹介します。

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カーグラフィック

クルマはかくして●●円で作られる

仮に目の前に100万円のクルマがあったとして、その部品単価が一体いくらになるかご存知だろうか。
何と33円である。
33万円ではない、33円である。


モノをどうこう言いたいと言いつつも一発目は書評である。
というのは、長らく積読だった3巻目を読んでこのブログをやりたいという思いがむくむくと沸き上がってきたからだ。


なぜそうなるかと言うと、クルマは大小含めて約3万点の部品から構成される。
100万円を3万で割れば33円となる。
もちろん部品は大小あり、部品単価はそれこそ数円から多くても数千円と言ったところだろうか。
たぶん万まではいかない。
クルマというモノを考えると何とも耳を疑うような安さだ。


もちろんこの33円には、開発費や原価、人件費などの経費が全て乗った数字となる。
つまり各メーカー(サプライヤー)から納入される値段はもっと安いものとなる。
これは大量生産や高効率化、コスト削減を徹底して進めた結果であり、誇らしくもあるが薄ら寒いものを感じないでもない。
結果としてこれが派遣切りを生み出したとなると、ちょっと複雑だ。


●クルマはあらゆる加工の総合品

クルマはおよそ加工と呼ばれるもののほとんどが入っている。
金属、繊維、樹脂、コンピューター、それらの加工、整形、そして最適化によってクルマは成り立っている。
しかも使用環境は過酷である。
つまり、クルマを見れば、その国の技術水準が分かると言っても過言ではない。


そんなモノに何にも考えずにグダーっと乗れるのだから、何ともスゴイ時代である。
それが良いか悪いかは置いておくとして。


●クルマはかくして作られる

クルマはかくして作られるは、あまり語られることのなかった部品メーカー(サプライヤー)を紹介した本である。
ややもすると超複雑、学術書みたいになってしまいがちな部品加工をできるだけ平易に紹介しており、非常に苦労したであろう。


疑問は作っている人に聞くのが一番良い。
そんな疑問を持っている人にオススメしたいのは、福野礼一郎著 クルマはかくして作られるである。


クルマに関する都市伝説、皮の手入れや水抜き剤、サスペンションのヘタリなど、一度頭をリセットできるだろう。
今のクルマ作りにはそんなものが入る好きなど一分もない。
全て科学と理論の集合体である。


一巻目では皮、木、布など主に内装に主眼を置いて紹介されている。



2巻目、超クルマはかくして作られるでは、ボディ、ブレーキ、タイヤなど、クルマを構成する主要部品となっている。


3巻目、クルマはかくして作られる3では、ねじや樹脂ファスナー、研磨技術などを紹介している。
また、現行GT-R(R-35)の製造に当たって研究対象としたポルシェのグッドフィーリングの謎については目からウロコが落ちた。



クルマの製造技術は日進月歩である。
本書で紹介されたものも既に昔のものとなっている。
現在もCG(カーグラフィック)誌において、レクサス LFAの製造を取材されている。
早く単行本化されないかなあ。


げに恐ろしきはクルマ作りである。
知っちゃたら、サンダルでボケーと乗るなんてとてもできない。


違いは誰でも分かるが、なぜ違うかは一握りの人間にしか分からない。
まっこと名言である。


レビューポータル「MONO-PORTAL」


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鈴木正文さんのいなくなったENGINEが・・・

自分の自動社雑誌遍歴はCG(カーグラフィック)→NAVI→そして現在ENGINEとCGへと移ってきた。
個人的には自動車そのものよりも、その車が作られた時代背景や文化などに興味が有った為、NAVIは非常に面白かった。
しかし、残念ながらNAVIは既に休刊となっている。
その際にCGに戻るかはたまた他へ移るか悩んでENGINEに行った。


NAVIに比べていささか高級路線ではあるものの、これはこれで面白かった。
そして何より、編集長である鈴木正文さんのコラムや評論を読むのが楽しかった。
しかし、現在鈴木さんは「ENGINE」から「GO JAPAN」の編集長へと移られている。


そうなったらどうだ。
面白くないんだこれが。


●違いは誰にでも分かる

今のENGINEはやたらと高級品を取り上げてその上っ面をなぞっているだけのようにしか思えない。
名だたるモータージャーナリストの方々も寄稿されてはいるものの、紙幅をあまり取ってもらえないのか、やはり表面をなぞり、違いを上げるに留まってしまっている。


正直違いは誰にでも分かる。
こっちが知りたいのは「なぜ違うのか」、だ。
特に高級品が高級品たる所以は正にそこであるのに、それい迫れていないのは問題ではなかろうか。


今ENGINEで面白いのは冒頭の「人とクルマのいい関係を求めて」くらいのものだ。
写真評論家、飯沢耕太郎さんが一枚の写真を取り上げ、その背景を語るものだ。
その他は正直読む価値があるとは思えない。


ちなみに、「違いは誰にでも分かるが、なぜ違うのかは一握りの人間しか分からない」はモータージャーナリスト、福野礼一郎さんの言葉だ。
まっことその通りだ。


●CG(カーグラフィック)に戻ってみたら

で、CGに戻ってみたらこれが面白い。
ENGINEでは考えられないほど、クルマというものの深い所へ入っていく。
浮気しなけりゃ良かったなあと思ったが、他を知って初めて自分の立ち位置が分かることもある。
それに、やはりCGは写真が他の雑誌に比べて段違いに綺麗だ。


そんなわけだから、まだ買えていないが鈴木さんのご著書は非常に楽しみなのである。

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