先日の地球ドラマチックが面白かった。
「人間はどこまで賢くなれるか?」と題し、アインシュタインの脳の特異性や、サヴァン症候群(言語や学習能力などに障害を持っているが、ある分野において特異な才能を発揮する人々)の人たちの脳の使い方、今よりも賢くなる方法やプレッシャー克服法まで、脳に起因する現象を解説していた。
http://www4.nhk.or.jp/dramatic/x/2015-11-28/31/13562/2340417/

なかでも役に立つと思ったのはプレッシャー克服法だ。
 多くの人は、テスト前や面接、大事な仕事の前には緊張するものだ。
適度なストレスは持てる力を引き出すが、過度になれば体の硬直や紅潮、ど忘れなどの良くない作用を及ぼす。


その時脳内では、感情を司る扁桃体が活発となり、作業記憶を司る前頭前野の明晰な思考が妨げるという。
ストレスがかかると、不安な感情が伝達され、その対応に前頭前野の処理能力が使われることにより、いつもの作業ができなくなってしまうという。
ストレスにうまく対応できる人は、前頭前野と扁桃体の情報交換を減らし、不安な感情が思考能力に悪影響を与えないようにしていたという。
それは訓練で身につけられるそうだ。


このような状態の克服方法として、人という字を手のひらに3回書いて飲み込む・・・ではなく、心の奥にある感情や考えをノートに書き出すのだそうだ。
実験では、テストの直前にノートに書着だしたグループと何もしなかったグループとでは、前者の方が結果が良かった。
これはノートに感情を書き出すことで、余計なアプリケーションを終了させ、脳の負荷を減らすようなものと例えていた。


もちろん前提条件としてちゃんと勉強しておく必要はあるが、持てる力を発揮できなくて試験を落とす思いは誰しもしたくはないはずだ。
この後センター試験や資格試験、面接等を受けなければならない人は試してみたらいかがだろうか。


 余談だが、頭を良くする方法としては、新しいことをやることだという。
それによって脳の神経細胞やネットワークが増える。
まあ、頭を良くするのに近道はないってことでしょうかねwww