先日、施餓鬼に行って来た。
施餓鬼(せがき)とはその名の通り餓鬼に施す行為であり、餓鬼とは死んで餓鬼道へ生まれかわったものをさす。
餓鬼道はいわゆる地獄の一つであり、生前において強欲で嫉妬深く、物惜しく、常に貪りの心や行為をした人が死んで生まれ変わる世界とされる。
餓鬼にもいろいろあるようだが、最初に連想するのは以下の餓鬼だろう。

一切の飲食ができない餓鬼。
飲食しようとするも炎となり、常に貪欲に飢えている。唯一、施餓鬼供養されたものだけは食することができる。

ご先祖様の中には、もしかしたら餓鬼道へ落ちている人もいるかもしれない。
そういう人達を救うべく、善行を積む行為が施餓鬼だ。


●餓鬼は救えど・・・

やってて思ったのは、地獄の餓鬼は救うのに、当の生きている人間は救わんなあということだ。
罰当たりを覚悟して言えば、お坊さんにとってお盆は書き入れ時だ。
当然お金が動く。
そうしてもらったお金を何に使う?
生臭坊主はランボルギーニとか買うのかもしれないが・・・。


施餓鬼をするには、この世に生きる全てのものに食べ物を分け与えるというのも含まれる(多分)。
でも、できてないよなあ。


このままじゃあ、生きてる人間も餓鬼道へ落ちた人も救われないんだろうなあ。
そして、私の行き着く先はきっと餓鬼道なのだろう。

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