その後「安保法案を廃止にすべき」と、文面を変更したことも姑息だと話題だ。
http://lite-ra.com/2016/07/post-2403.html?utm_source=rss20&utm_medium=rss
確かに「子どもたちを戦場に送るな」や「安保法案を廃止にすべき」は中立とはいえないだろう。
しかし、その逆(子どもたちを戦場に送ること、安保法案に賛成)も中立とはいえない。
反対意見だけを取り上げて中立ではないと安易に断ずることは、明らかに自民党の望むことから逸脱する教育していることを問題とし、そうした教師を密告せよとしているようにしか見えないし、事実そうなのだろう。
このことから、自民党もけっこう焦っている(単に頭が悪いだけなのかもしれないが)のではないかと思うが、それは今回の主題ではない。
いかに政治的中立を保つかということだ。
●物事に対して中立を保つには
政治的にせよその他の物事に対して中立を保つには、結局のところ両方かつ、その間にある様々な意見を知った上で自分で考えなければならない。
子どもたち戦場に送る云々に対しては、送るなという意見、送れという意見、その考えに至る背景、歴史的な側面等様々な意見を考慮した上でなければなされない。
それは簡単な道ではないし、恐らく正解は数数多存在することだろう。
ということは、中立とはけっこうあいまいだともいえる。
そういう過程をすっ飛ばしてある一方の意見を取り上げて中立でないとする行為は、結局何も教えるなといっていることに等しい(今回の件は積極的に戦場に送れと教育しろという意味かもしれないが)。
清濁を併せ呑まない中立なんて、単なる事なかれ主義でしかないと私は思う。