8日、天皇陛下は生前退位のお気持ちをにじませるお気持ちを表された。
http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/12

その内容についてはともかく、天皇陛下の後ろにある大皿と石、ひいては録音に使われているマイクやカメラ、フォントまで特定されていたのはおもしろかった。
http://togetter.com/li/1009802

上記のまとめによると、大皿は「益子焼の人間国宝、故・島岡達三氏の作品」で、石については水石と呼ばれるもので、その形を自然景観や造形物に例えて鑑賞する。
形によっていくつか分類されるが、その中でも土坡(どは)と呼ばれるものと思われる。
ちなみに、どちらも非常な高価なものとなっているwww


まとめの中にもあったが、石と皿は日の丸を想像させるとあるが、恐らく意図的に置いたものではないだろうか。
何のためか、やはりそれは日の丸を連想させる為であろう。
なぜか?天皇陛下は政治的発言はできないことになっており、日の丸そのままを掲げればやれ右翼だなんだと政治的主張を思わせる。
だからこそ、それは個々人の解釈に任せられるよう、皿と石をもって日の丸の象徴としたのではないだろうか。


なぜ皿と石で日の丸なのか。皿の形は丸であり、日の丸の丸の部分となる。
石の方は、私には船の形に見える。
水盤に水を張り、水面から円弧を描いて上部の平面につながっていく形は船の舳先を思わせる(いささかモータボートちっくではあるけども)。
船は方舟とも書くように、長方形を意味する。
長方形と丸、これはもう日の丸しかない。


天皇陛下は象徴である。
何の象徴か、日本という国そのものの象徴である。
日の丸もまた日本という国の象徴であるから、意味としては天皇陛下がおられればそこに国旗が掲揚されているのと同様とならないわけではない。
しかし、生前退位とは、国の象徴ではなくなるという意味であり、日の丸と同一ではなくなるという意味である。
次代にその役目をつなぐという意味では、国旗は必要だったのではないだろうか。
てなことを、中二病をこじらせると考えずにはいられないのでございますwww


今回の件で、天皇陛下は国民のことを非常に考えて下さっているのと同時に、政治的にはとても慎重な配慮をしているのだと思った。
天皇陛下のお勤めとしては国内外を飛び回るだけでなく、神事等の政も多いのだろうし、やはり心身ともの苦労が多いであろうことは想像に難くない。
天皇陛下のお言葉はとても穏やかなものではあったが、そこには危機感のようなものを私は感じた。
それを汲むのも国民の勤めなんでしょうかねえ。