1月29日、日銀がマイナス金利政策を発表した。
http://vdata.nikkei.com/prj2/nichigin0/

今後銀行にお金を預けておくと金利を取られるようになるのかと言うと、それはあくまで銀行が日銀に預けた場合の話であって、個人の場合はその限りではない。
今後はどうなるかは分からないが、結果国債の金利は下がり、現在雀の涙ほども付かない金利がさらに安くなるのは確かだろう。


マイナス金利の発表を受け、株は上がり、円は円安方向に動いた。
市場が歓迎した結果だが、実際のところとしては、国債の買い入れによる量的緩和がそろそろ限界に近い(思ったほど物価を上げる効果もない)のではないだろうか。
それでも、来年の4月に予定されている消費税増税まで、是が非でもそれに耐え得る景気状況にしとかなきゃならんと必死なのだろう。

●タンス預金は有効か?

どうせ金利が付かないであれば(付いてもごくわずか)なのであれば、銀行に預けずにタンス預金しておけば良いのかというとそうでも無いらしい。
お名前は失念したが、先日WBSを見ていると、タンス預金の盗難や焼失等のリスクを考えると、マイナス2%くらいになるそうだ。
日銀が今回発表したのはマイナス0.1%であり、そのくらいまでは下げられるとのことだったが、盗難と政策金利を一緒にするのはちょっと乱暴ではないかと思った。


ともあれ、タンス預金にリスクがないわけではないことは確かである。
また、タンス預金は仕舞っておくかぎり動かないのだから価値は一緒かと言うとそうでもない。
確かにタンスの中のお金が動かないが、世間のお金に対する価値が動く。
インフレになればお金の価値は減じ、デフレならば上がる。外国も考慮に入れると、円高なら価値は上がり、円安ならば減じる。


最終的に個人の考えによるが、タンス預金にリスクはなく、価値は不動だという考えは間違いである。か
といって投資に回せばいいかというと、現実にはそれ以上のリスクがあるわけでございますwww
なかなかうまくいかんね、世の中って。