3月21日の衆議院総務委員会において、NHK会長松本正之氏が「NHK、日本政府の公式見解を踏まえ、ニュース、番組を政策している」と発言した。
youtube,3分30秒くらいから。




さらっと流したが、これが本当だとするのならば、公共放送としてのNHKに存在意義ってあるのだろうか。
いかに国の公式見解であろうと、きちんと裏取りし、正しいことを報道するのが公共放送の努めではないのか。
民法は基本的にはスポンサーの意向に逆らうことはできない。
スポンサーの支配から自由であるNHKだからこそできること、やらなければならないことがあるはずだ。
それを政府の発表を踏まえるとはなんたることか。


今回は尖閣諸島についての質問であったが、先日ギャラクシー賞を受賞したNHKスペシャルで放送されてからいろいろな所で取り上げられることになった復興予算の流用問題は、国がそろそろ流しても良いよ、という公式見解を元に作られたものなのか。
本当にそうなのかもしれない。
どうせもう使うだけ使ったし、いずればれるのだし、どこかにすっぱ抜かれるよりも自分からばらした方が得策だとして作られたのが例のNHKスペシャルなのか。
そう勘ぐりたくもなってくる。

http://yukyu.seesaa.net/article/292613249.html


NHKが国の意向を垂れ流すだけなのであれば、もはや存在意義はない。
玉石混合なれど、ツイッターの方がまだマシである。


厳しいことを書いたけれども、個人的にはNHKは好きなのだ。
だからこそ、国家の犬に成り下がって欲しくないのだ。
公共放送(NHK)ってやっぱり必要だねって思われるような放送をして欲しい。



↓ このブログで知的好奇心を満たせ!!

学問・科学 ブログランキングへ